愛姫



ノディアがユアをしっかりと抱きしめるとノディアはまた瞳を綴じた。




「もう少し寝る」




「うん」




少しすると寝息が聞こえてきた。




・・・温かい。




ノディアの腕の中でユアもいつの間にか眠っていた。




「・・・ん・・・」




目が覚めると隣にノディアはいなかった。




・・・お仕事・・・?




ボケッとした頭でユアはナイトドレスを着た。




カチャ・・・。




ノディアの部屋から出て廊下を歩く。




すっかり夕方になっいた。




「・・・・」




お腹空いたな・・・。




アロを探していると、アロらしき人が見える。




「アロ、」




話しかけるとアロは素早く振り返る。




「ユア様!!!お帰りなさいませ。どうされましたか?」




「心配かけてごめんね。お腹が空いたの。」




「お食事ですか?それならノディア様とご一緒にしましょう。その前にお風呂などは?」




「お風呂入りたい」




そう言うとアロが笑顔で返事をした。




広いお花の浮かぶお風呂に入る。



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