愛姫
少しすると、医者がやってきた。
何回かお腹を触ると、医者は笑顔で言った。
「おめでとうございます。」
「やはり、子がいるのか」
「はい。」
ノディアはユアを見る。
ユアは不安そうに、ノディアの顔を見つめた。
「大丈夫だ。ユアも子も守るから。」
「うん・・・」
ユアは少し笑って頷いた。
ノディアはアロにユアの世話を任せて仕事に戻った。
「・・・・」
「ユア様?どうかされましたか?」
「うん、ノディアはああ言ってくれたけど、私大丈夫かな」
ユアは自分の少し膨らんだお腹を触る。
アロは、ユアの近くによる。
「大丈夫です。最初は皆分からないのですから。それに、ノディア様がいます。」
ユアはフニャッと笑う。
「そうだね。」
ノディアが居れば大丈夫。
そう思ってユアはベッドに潜り込んだ。
・・・・
・・・
・・
・
「ん、」