愛姫


夜、ユアは眩しさから目を覚ました。



「ノディア・・・?」



部屋の開いたら扉に人影。



「起こしてしまったか?」



ノディアがベッドに腰掛ける。



「大丈夫です。・・・ノディアお仕事?」




「ああ。」



ノディアは少し寝ぼけたユアの身体を抱きしめる。



そして唇をふさいだ。



ユアの口から少し声がもれる。



「ひゃ、」



ノディアの唇が首筋に降りてきて思わず肩をすくめるユア。



それを見てノディアは満足そうに笑った。



「ノ、ノディア・・・」



「ん?」



ノディアは何事もなかったようにユアの額に唇を落とす。



ユアは顔を赤くしてノディアの胸元に顔を沈めた。



「おやすみなさい。」



ユアの小さな声にノディアはユアを更に抱きしめた。


< 228 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop