愛姫
クスッとノディア様が笑う。
「本当にユアには興味があるよ。どんな味がするのかな?」
「・・・・」
怖くて目が開けない。
するとドアが開いた。
「お兄様」
「・・・なんだサラか」
「・・・」
ホッとした。
「・・・ぁ!ユア!!」
サラが走ってきた。
「大丈夫?お兄様に変なことされてない??」
「・・・はぃ・・・大丈夫です・・・」
「ユア、敬語なんか使わなくていいよ。サラって呼んで?」
「知り合い?」
「昨日ね、廊下で迷っていたの」
・・・。
「俺は失礼する」
部屋を出たノディア様。
「・・・サラ・・・ありがとう・・・」