愛姫
嫉妬
「ユア?おいで?」
「ゎ私・・・お部屋のお掃除します・・・!!」
「それは昨日も聞いた。」
「・・・でも・・・」
「召し使いがやることをわざわざユアがやる必要はないよ」
指名されてからずっと昼間はノディア様の所。
ノディア様は深くソファーに座って脚を組むのが癖らしい。
それに言葉は優しい。
笑わない目の奥はわからないけれど。
「ユア、俺の膝の上に来なさい?」
「ぃ、いえ・・・私は・・・」
「・・・ユア?また動けなくするよ?」
ノディア様の不思議な力。
私は渋々とノディア様の元に歩く。
ちょこっと浅くノディア様の膝に座る。
「ひゃあ・・・」
ノディア様が腰に手を通して自分に引き寄せた。