愛姫



立ち上がって部屋の中をオロオロする。



ふと鏡に顔がうつる。



「え・・・・!!!???」



髪が違う。



藍色で淡いウェ-ブがかかった髪になっていた。



私は黒い髪だった。



「夢??」



何なの・・・・・。



するといきなり部屋のドアが会いた。



「!!!」



「ほぅ、これが姫候補の最後の一人か」



綺麗な栗色の癖の少しある髪に整った顔。



周りにはたくさんの人。



・・・・姫候補・・・・・?



「名はなんと言う」



「ゆ・・・あ・・・」



「ユア?」



なんでか逆らえない男の人。



「ユアだけが異世界で生まれたのか?」



「・・・わ・・・からない・・・」



「娘!!!言葉遣いを正せ!!!」



びく・・・!!



男の人の脇の剣を持つ男の人が言う。



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