愛姫



・・・怖かった・・・・。




ヒリヒリする耳をおさえる。




・・・・どうしよ・・・・。




指名から外さないなんて・・・・。




私は重い足取りで部屋に帰る。




どうしようどうしよう・・・・。




姫候補たちも怖いけどノディア様はもっと怖い・・・・。




私はその日から部屋に閉じこもった。




アロも何も言わない。




そんな日が続いたある日。




「ユア様、集会になりますのでご出席ください」




「・・・こんな夜に・・・?」




「・・・はい」




私は久しぶりに外に出た。




すると、外には数人の姫たちと召し使いがいた。




「・・・ぇ・・・・アロ・・・どういう・・・ことっ・・・・?」



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