愛姫
「知らないのか。お前は本来この世界の住人だ。何かの手違いで異世界で生まれ育っただけのこと。」
本来はこの世界の住人・・・・・?
異世界・・・・?
男の人は私を何の興味もなさそうに見ると部屋からでていった。
「・・・・・」
何なの・・・・。
私・・・・何者なの・・・・。
・・・・
・・・
・・
・
少し時間がたつとまたドアが開いた。
「ユア様、これからユア様の周りの仕事をさせていただきます。アロと申します」
綺麗な金色の髪の女の人が言う。
「・・・ぇ・・・私・・・周りの仕事なんか・・・」
アロは表情を変えない。
私に興味がないらしい。
「ノディア様が集合をおかけでございますので、こちらへ」