愛姫
・・・熱・・・?
だから・・・身体が怠いのか・・・。
「ユア、マヲ・・・?」
ノディア様の声が背後からした。
「ノディア様・・・・アロたちは・・・」
「うるさい。静かにしなさい。」
ユアを抱き上げる。
「・・・っノディア様・・・歩けます・・・」
「嘘をつくな。瞳を開けるのも辛いだろうに」
「・・・っ・・・ケホケホ・・・」
「マヲ、ユアを寝かせていた部屋に連れてきなさい」
マヲは返事をすると走っていった。
「・・・ユア?あの者たちは殺していない。生きている」
「・・・・よか・・・た・・・・」
それから大人しく抱かれていた。