愛姫
「勝ったさ。」
ギシッ・・・・とノディア様がベッドに手をついた。
「だから、俺はユアから褒美が欲しい」
「・・・ぇ・・・・」
ユアは強い頭痛にたえてやっと返事をした。
「俺はユアのお願いを飲んだのだからな」
視界がぐにゃぐにゃ揺れるユア。
「・・・・ノディア様・・・・今は・・・横にならせてくだ・・・さい」
「何故だ」
「頭痛が・・・」
ユアは怠そうに言う。
ノディア様はため息をついた。
「まったく・・・都合の良い身体だ」
そう言うとノディア様はユアを横にした。
「ぁ・・・りがとう・・・・ございま・・・す・・・」
ユアは横になるとすぐに瞳をとじた。