愛姫
ユアは素早く体制を直した。
それからしばらくすると馬車が止まる。
馬車から出て見えたのは建物。
「ノディア様・・・ここは・・・?」
「別荘みたいなものさ」
ノディアはユアの腕を引っ張ると中に入った。
「ノディア様いらっしゃいませ」
何人かの召し使いが出てきた。
「俺の部屋に酒と果実を持ってきてくれるかい?」
「畏まりました」
ノディア様について行くと広い部屋に着いた。
「ユアには俺の言うことを聞いてもらおうか」
ニコリと笑うノディア。
「・・・そんな・・・・」
ユアは後ずさりした。
「出来ないなら動かすまでだけどね」