愛姫



傍にはマヲもいた。




「ユア?・・・痩せた?」




サラがユアの横に座る。




「・・・そんなことはないです」




ニコリと笑うユア。




「お兄様が最近変な女の人たちばかり部屋に連れていくからユアと何かあったのかと思ったんだけど・・・・」




ユアの胸が痛んだ。




ユアの声が少し震える。




「・・・ノディア様と私は最初から何もないですよ」




「嘘!!!」




マヲが口を挟む。




「サラ様、その女の言う通りです。ノディア様がそのようなみすぼらしい女・・・」




「マヲ!!!何でそんなこと言うの!!!!」




「サラ様・・・本当に何にもないの・・・本当に・・・」




サラがユアを心配そうに見た。



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