愛姫
「そこの貧相などこかの姫はノディア様に飽きられたのかしら」
嫌味がユアに浴びせられる。
ユアは胃が痛んで食事が中々喉を通らない。
大量に食事を残してユアは部屋に戻った。
「ユア様・・・・、やはりノディア様に・・・・・」
「・・・・アロ・・・もう今日は疲れたから一人にして・・・?」
「・・・ですが・・・ユア様・・・・」
「・・・私なら元気だから・・・・お願い・・・・一人にして・・・・・・」
ユアの声が震えた。
アロは渋々と部屋を出た。
ユアは一人になるとベッドに潜り込んで泣いた。
ユアは限界が来ていた。
全部私が悪いんだ・・・・。
ユアは抱え込みすぎていた。