愛姫



「ノディア様のもとに行かなくてよいのですか。」




「うん。」




アロに返事をした。




「ユア」




後ろから低い声。




振り向くとノディア様がいた。




ノディア様の周りにはたくさんの女の人。




「ぁ・・・・」




「ユア、どうした。何故怯える」



「し、失礼します・・・・!」




怖い。




ノディア様に頭を下げて私は走った。




ノディア様の冷たい瞳が怖い。



アロもノディア様も私を冷たく見る。



あの瞳は私の両親とおなじ。




怖い。




「ユア様。」




「アロ・・・」




「何故逃げたのです!!ノディア様に失礼です!!」




「・・・ごめんなさい・・・・」



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