愛姫
ノディアはそれを聞くとユアを抱いて歩きはじめた。
広いベッドのある部屋につれてくると、ユアを寝かせた。
「・・・」
ユアが瞳を開けた。
「ユア!!!!???」
ユアは涙で潤んで誰なのか見えなかった。
思考回路も回らずに声で誰かもわからない。
「・・・だ・・・・れ・・・・・?」
ノディアは水を口の中に含むとユアに口づけをした。
「・・・ふぅ・・・」
中々水を飲み込まないユア。
半分以上が口からこぼれる。
それを何回も繰り返した。
意識がまた途切れたくらいに医師が来た。
「・・・・」
医師が顔をしかめる。