愛姫



「栄養失調、睡眠不足、それに何か悩み事があったことによる胃の荒れが酷い。」




医師はそう診断すると大量に薬草を煎じてユアの頬を叩く。




うっすら瞳が開くと口の中に薬を流し込んだ。




「これで熱は引くはずだ。」




ノディアは心配そうにユアの髪を梳いた。




・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・





数日後、ユアは目を覚ました。




・・・私・・・・の・・・部屋じゃない・・・。




ユアはグラグラする視界でベッドから降りようとした。




すると、見事に転んだ。




息が苦しい・・・・。




目を開けてるのが辛い・・・・。




中々立てずに倒れ込んだままの時に部屋の扉が開いた。



< 73 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop