愛姫
アロがユアの背中をさする。
ノディアはユアのパンを小さくちぎる。
「ユア?口を開けなさい」
ユアは小さく口を開ける。
ス-プに浸した柔らかいパンを口の中に入れるノディア。
「・・・」
ゴクンとユアは飲み込んだ。
アロはノディアとユアの様子を見て部屋を出た。
「・・・ノディア様・・・・も・・・ぅ大丈夫です・・・」
自分で食事を食べるユア。
その様子を見つめるノディア。
ノディアはユアの髪を触る。
ピクりと反応するユア。
「痩せたな」
「・・・」
「何を悩んでいる?」
ユアは小さく言った。