愛姫



アロがユアの背中をさする。




ノディアはユアのパンを小さくちぎる。




「ユア?口を開けなさい」




ユアは小さく口を開ける。




ス-プに浸した柔らかいパンを口の中に入れるノディア。




「・・・」




ゴクンとユアは飲み込んだ。




アロはノディアとユアの様子を見て部屋を出た。




「・・・ノディア様・・・・も・・・ぅ大丈夫です・・・」




自分で食事を食べるユア。




その様子を見つめるノディア。




ノディアはユアの髪を触る。




ピクりと反応するユア。




「痩せたな」




「・・・」




「何を悩んでいる?」




ユアは小さく言った。



< 76 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop