愛姫
木の実
「ユア、ユア、」
「は、はい・・・・」
あれからノディアはユアを常に傍においていた。
「やっと触れた。」
ドキリとユアの胸が跳ねた。
ノディア様はまた私を遊んでるだけなのに・・・・・・。
髪を撫でるノディア。
「・・・寒くないか?」
「はい」
するといきなりノディアの機嫌が悪くなる。
髪を撫でていた手が止まる。
「つまらない」
「ぇ・・・・?」
「お前はハイとしか言えないのか?俺と会話がしたくないのか?」
「・・・そんな・・・」
「じゃぁ何か話してみろ」
ぎゅぅといきなり抱きしめるノディア。