愛姫
アロの説教はすごく怖かった。
ひとり、部屋のベッドに座った。
・・・・。
「きゃぁぁぁぁ!!!」
部屋の外から悲鳴が聞こえた。
びく・・・・。
立ち上がって恐る恐るドアを開けた。
ドクンと心臓が跳ねた。
ノディア様の足元に数人の女の人が血を流して倒れていた。
「ひっ・・・・」
小さく声を上げたらノディア様がこちらに向いた。
さっきと比べものにならないくらい冷たい瞳をしていた。
ノディア様の周りにはまたたくさんの女の人が群がる。
なんで・・・・?
さっきの倒れた女の人たちは・・・・?
なんで無視するの?
思わず部屋を出て、倒れている女の人たちのもとに急ぐ。