愛姫



アロの説教はすごく怖かった。



ひとり、部屋のベッドに座った。



・・・・。




「きゃぁぁぁぁ!!!」




部屋の外から悲鳴が聞こえた。




びく・・・・。




立ち上がって恐る恐るドアを開けた。




ドクンと心臓が跳ねた。




ノディア様の足元に数人の女の人が血を流して倒れていた。




「ひっ・・・・」




小さく声を上げたらノディア様がこちらに向いた。




さっきと比べものにならないくらい冷たい瞳をしていた。




ノディア様の周りにはまたたくさんの女の人が群がる。




なんで・・・・?




さっきの倒れた女の人たちは・・・・?




なんで無視するの?




思わず部屋を出て、倒れている女の人たちのもとに急ぐ。



< 8 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop