愛姫



「サ、サラ・・・?何でここいるの???」




「お兄様がすごい不機嫌な顔して部屋から出て来たから、見に来たのー」




可愛らしい顔で言う。




やっぱり怒ってる・・・・。




「サラ・・・どうしよう・・・。この前の事から私・・・・やっぱりノディア様の負担だよ・・・」




ポロポロと涙が出て来た。




「負担!!!???ないない!!!」




「え?」




「お兄様、ユアのために一生懸命だもん」




それは・・・私を遊んでいるからだし・・・・。




「はやく謝ったほうがいいよー。じゃないと、お兄様が仕事しなくなるからー」




ニコニコ笑うサラ。




私はただ頷く。




謝る・・・・かぁ・・・。



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