愛姫



「きゃぁぁっ・・・!!」




目の前にも生き物が現れた。




ユアは囲まれた。




こ・・・・怖い・・・・・。




近いてくる生き物。




逃げられない・・・・・。




「・・・・ぃ、いやぁあ!!・・・ノディア様・・・・・」




すると、低い声が聞こえた。




「・・・貴様ら悪霊か?死人についたところで何の力も持たない」




そう言うと、生き物は逃げていった。




「ノディア様・・・・」




安心から涙が零れた。




ユアがノディアに抱き着く。




「離せ、ユア」




「ぇ・・・?」




「お前は俺に離れろと言ったではないか」




そう言うと、またユアの意識は途絶えた。



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