愛姫
王族



モヤモヤとしたままついには夕方になってしまった。




アロはニコニコしながら私の準備をしている。




「ユア様、宴に呼ばれる姫候補などいません。やはりユア様は特別なのですね」




アロは前と比べものにならないくらい表情がある。




「・・・そ・・・そんな・・・」




「ユア様!!自信を持ってください!!!」




着飾ってノディアのいる部屋に歩くユア。




「それでは、ユア様。」




アロがユアを扉の前まで連れて来ると、アロは帰っていった。




ユアは小さく深呼吸をして扉をノックした。




「・・・ノディア様、ユアです」




すると、扉が勝手に開いた。




ソファーからゆっくり立ち上がってユアのもとにくるノディア。



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