愛姫



栗色のキラキラとした髪に黒い服が良く似合っていた。




ノディアはユアを部屋に引き入れた。




「・・・ノ、ノディア様・・・?」




「今は二人だろう?」




妙に色っぽい声にユアは顔を赤くした。




「・・・ノッ・・・ノディア・・・・」




クスリと瞳を細めて笑うノディア。




あ・・・・、また笑った。




「誰にも見せたくないな」




「ひゃっ・・・」




髪を結い上げているユアの首筋をノディアが指でなぞった。




チュッと音をたてて唇にキスされた。




「行くか」




悪戯に笑うと歩き出すノディア。




・・・・!!!???




ユアはパニックになりながらノディアに続いた。



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