切なくて、切なくて




家に着いてから、いつものように今日の授業の復習を始めた。


こういう自分が嫌いなのに、つい、いつもの癖で。


ノートを開くとそこには小さな落書きがあった。


変な顔のヒーローの横には"心配なことあったら話せよな"
と、汚い字で書かれていた。


加藤の字――


私はすごく嬉しくなって、なぜか涙がでそうになった。







< 12 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop