溺愛中なんです。



「俺…お前が憎いんだよ」


…は?

俺…なんか憎まれるようなことしたっけ?


「意味わかんねぇよ…」

「松森優菜」

「…は?」


いきなり発した誰かの名前。

松森……優菜?

誰だよ。


「…俺の元カノ」

「あっそ。お前の恋愛事情なんて知るか」

「お前のせいで別れたんだよ!!」


意味わかんねぇし。

つか、俺…そんな女……

…ん?……優菜…って


「もしかして……」

「やっと思い出したか」


松森優菜。

優菜は俺が中3のときに

遊んでいた女。


優菜にはそのとき、彼氏がいたとか。

だけど俺は優菜と会っては

抱いて、欲求を満たしていた。


優菜もそれでいい、と言っていた。



< 25 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop