13回目の好き
背を向けたまま、たじたじな俺の行動や口調に、クスッと笑う奈緒の声とともに
後ろからギュッと抱きしめられ思わず心臓がバクバクしてしまう。
奈緒:「あの…えっと、…ずっと恭の隣にいさせて下さい。」
聞きなれない奈緒の"恭"に激しさを増す心臓の音と真っ赤になる俺。
やばい……………
嬉しすぎる……………。
んで、情けないほどに真っ赤な自分が恥ずかしい
しっかりしろ、俺!
バッと振り返り、ギュッと抱きしめ返す。
無意識にこぼれてしまう笑顔と、これ以上にない幸せが…
この先ずっと俺の腕の中に在るなんて。
忘れないでおこう。
この日を。
これから先、何があったって、俺には奈緒が必要なんだ。
こんな言葉、なかなか言えないけど
恥ずかしいんだが
伝えたい
「奈緒、好きだ!!……。」
…愛…してる。
最後の言葉はやっぱり恥ずかしくて言えなかったが………
どうか伝わってくれ…。
言葉にできないこの気持ちを全部!!!