13回目の好き
約束
ガチャッ
「三浦先生ッ!」
そう言って勢いよく開けると、いつもの椅子に腰掛けて、驚いた顔をして私を見る。
キュウっと締め付けられる心。やっぱり大好きだ。こんなにも…!
今感じてるこの想いが本物でしょう?
三浦先生:「…驚きました。…今日はもう来ないと…。あ、いや…。それより、そんなに息を切らしてどうしましたか?」
私ったら、…つい…。
凄く凄く単純なことなのに、何で気付けなかったんだろう。
こんなにも好きってことに。
何だか、凄く凄く嬉しくなってきた。
「三浦先生!…大っ好き!」
あれ?これじゃあ、変化球じゃなくてまた直球?(笑)
ま、いいや!何でも!
三浦先生:「…また君は…そんなことを…。」
フウッと息をつき、コーヒーを飲む三浦先生。
きっつ〜い言葉が返ってくると思ってたけど…
三浦先生、ちょっと照れてる?(笑)
「私もコーヒー下さい!」
三浦先生:「…君は何しに来たんだ?」
「三浦先生、寂しがってるかなって思って会いにきただけです。」
三浦先生:「…。」
こういう困らせ方もありかな?笑