13回目の好き





「「「かんぱーーいっ!」」」


カン、カンっと5つのグラスが音を立て合う。

その合図で、話し出す。


南:「それにしても、皆相変わらずだねー!(笑)」

真梨奈:「歳だけ取ったって感じ!(笑)」

花:「もう卒業してから3年も経ってるんだよぉ!」

はっちゃん:「ママ、グリーンピース食べて〜。」

そう言ってはっちゃんはグリーンピースをスプーンに乗せて、花の所へ持って行く。

花:「ええ〜、葉月、好き嫌いはダメなんだよぉ。ちゃんと自分で食べて。」

はっちゃん:「うぇーー!」

眉間にシワを寄せて嫌がるはっちゃんに思わず笑ってしまう。

「あはは(笑)花がママだなんて今だに信じられない。」

南:「でも何だか、花がしっかりして見えるよね!(笑)」

真梨奈:「本当。…私は結婚はまだまだかなぁ…。」

「そうなの?生徒会長だった賢志君は?」

花:「あれぇ?奈緒知らなかったっけ〜?」

南:「え!?何?私も知らないんだけど?!」


真梨奈:「皆全然会えないから、言うの忘れてたね!…まぁ、上手く行かなくてね…。今はフリーなのよ!難しいね、恋愛わ!!」


そう一言いって真梨奈は、お酒を一口飲む。







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