13回目の好き
ガチャッと
ドアが開き数人の女子生徒が入ってきた。
あ、同い年の三浦先生を狙ってる子達だ。
新山さん:「失礼しまぁす!」
羽鳥さん:「三浦先生、何してるんですか?」
野中さん:「あれぇ?…3組の杉野さん?」
何だか嫌な予感〜。
私は慌てて、立ち上がって、三浦先生にペコッと礼をして、何事もなかったように準備室を出る。
3人に睨まれ、笑ってごまかしながらドアを閉めた。
きっと部活終わりに来たんだ。
でも夏で引退してるはずだし…。
あ、でも引退してからでも来る人は来るか…。
でも、1組でも特に目立ってるあの3人に三浦先生といるところばれちゃった…。
あの3人は1年の時から三浦先生を狙ってて結構噂になってる。
それに、あの子達がいるクラスはいつも何かしらトラブルがあるし…。
それに…今、1組でイジメの噂も聞くし…、ヤバいかも…。
いや、別に何も言ってないし?ただ三浦先生の準備室にいた所を見ただけだし?
大丈夫、
大丈夫だよね?
いや、私怖くないし!
ちょっと心配なだけ…
大丈夫!