13回目の好き



休み時間、ヤヨッチャンは話し出す。



ヤヨッチャン:「3対1でしか戦えないような弱い奴ら、どってことないよ!みっこ!」


三浦先生のことや今日の朝のことを話すと、ヤヨッチャンはそう言って私の肩を叩く。


「そうだよね…。けど、しばらく三浦先生の所行けないや…。」


ヤヨッチャン:「うーん、ヘタに関わりたくないよね…。」


「はぁ〜、でも目つけられちゃったしこの先呑気に暮らせないよ〜。」


そう言って机に伏せると、ヤヨッチャンはポンポンッと頭を優しく叩く。


ヤヨッチャン:「何かあったら、私達が助けてあげるから!何があっても私はみっこの味方だよ!」


「う〜!ヤヨッチャン〜!」


泣けてくる。こんなにも心強いなんて…。


ガラッ


本石君:「杉野、やべぇ、何か俺らんとこでかなり噂なってるぞ!」


そう言って私の元へやってくる本石君。


「げ!?」


ヤヨッチャン:「噂ってどういうことよ?」


本石君:「杉野が三浦先生を好きなこと、何か凄い杉野がアタックして三浦先生が嫌がってるとか…。」


…けど、間違ってはないんだけども…



こんな公になるなんて本当に学校に来れないや…。





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