13回目の好き



ヤヨッチャン:「何それ!?度が過ぎるんじゃない?そこまでして何になるっての!?」


本石君:「分かんねぇ…。アイツらマジで意味分かんねぇな!」


ヤヨッチャン:「私、ガツンッと言ってくるよ!…みっこの恋は応援してんだ!絶対邪魔させないっ」



そう言って教室を出ようとするヤヨッチャンの腕を掴んで引き止める。


「ちょ、ちょっと待って!ヤヨッチャン、そんなことしたらヤヨッチャンにまで何かされるよ!!」


ヤヨッチャン:「私は黙ってられない!1日目でこんな屈辱受けるんだったら、何日か絶つ前に、私が止めてやる!」


その言葉に、あまりのヤヨッチャンの強さに、私は情けないと実感した。


「ヤヨッチャン、私ひとりで戦うよ…。噂立てられたって、噂は噂。人の噂も70日って言うし…。」

本石君:「75日。」

「…。」


ヤヨッチャン:「…でも更に広がるよ?」



それも嫌だな…。



かと言って、噂立てるのやめて、何て言ったら絶対面白がって噂をどんどん広げられるし…。


噂ってか、本当のことなのがちょっとショック。




でも、本気なんだよ。




本気になることがそんなに可笑しいわけ?








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