13回目の好き
俺が色々と考えている間に牧野と高木先生は話終わっていた。
「杉野は、大丈夫なんですか?」
高木先生:「ああ、今は大丈夫です。…まさか川中がそんな目にあっていたとは…。」
牧野:「…みっこから聞いて知りました。」
川中…、1組の川中か。
「どうするんです?高木先生…。」
高木先生:「俺が思っていた以上に、事はもっと前から起きていたみたいだ。…ちょっとしたきっかけで杉野も巻き込まれた感じだな…。」
ちょっとしたきっかけ?
「杉野の噂とは?」
高木先生:「…三浦先生…俺に提案があります。」
提案…?
高木先生:「少し危険だが…、杉野に頑張ってもらおう。…俺は、杉野の心の強さを知ってる。」
その言葉にまた負けてしまう。…杉野はこんな俺のどこがいいんだ…?
高木先生:「まぁ新山達もかなりしょうもない理由だしな…。本人に聞いて見ないと分からないが。」
牧野:「…でも高木先生、みっこはひとりで戦うからって、それに先生に言ったって、後で何されるか…。」
高木先生:「大丈夫だ!心配するな!俺が…何とかする!」
にっといつもの笑顔を見せて、俺にその提案を話した。