13回目の好き




バァン!


高木先生:「お?お前ら何やってんだ?」


屋上の開く音に、高木先生の声に驚いて目を開けるとニッといつもの笑みで笑う高木先生が目に映る。


高木先生:「ちょっとそこ3人来い。」



羽鳥さん:「…!私ら、何もやってないよ!」

野中さん:「杉野さんがぁ〜」


高木先生:「全部聞いてたんだが、何か言い訳でもあるなら聞くぞ?屋上は俺の管理スポットだ!選択ミスだな!」


新山さん:「…っ!!!」


にっと笑って高木先生は、新山さん達3人を連れて行く。



新山さん達は私を睨みつけて、私はへなへなと力が抜けて地面に腰を下ろした。


三浦先生:「杉野、大丈夫ですか?」


高木先生達とすれ違い、三浦先生が屋上にやってくる。



新山さん達は驚いて、私もびっくりする。


高木先生:「今日の見回りは、三浦先生と一緒だったんだ。…三浦先生、杉野をよろしくお願いしますね。」



三浦先生:「ええ。……新山、野中、羽鳥…。」



そう三浦先生が私に背を向けて新山さん達に話かける。


三浦先生:「…君らの噂に、少し訂正がある。…俺は、杉野の気持ちを嫌がってはいない…。」






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