13回目の好き




ちょ、ちょっと待って下さい!


三浦先生!!この状況なんですかぁあっ!!!?


目をグルグルさせながら私は必死に考えようとする。



さらにギュウッと三浦先生の腕に力が入る。


ダメダメ!そんなに抱きしめられたら、私の心臓がもたないんですけど!!


どうか、このドキドキ、聞かないでっ!!!


カァアっと頭から湯気が出そうなほど熱くて。



三浦先生:「友達だからと言って、本石は男なんだから…。」






ギュウッと目をつぶると、三浦先生の温もりが伝わってくる。



やばい、



ドキドキ、ドキドキと心臓の音が鳴りやまない。



「み、みみみ、み、三浦、先生〜…。」


小さく震えてしまう声を必死に振り絞って、言う。





三浦先生:「何ですか?」




そう言った三浦先生の声、耳元に掛かる先生の息、ゾクゾクと伝わる変な感じ。


もうダメだよ。



先生、私死んじゃう…。



「は、離して…」










三浦先生:「…離さない…。」





え…





そ、





それは…





どういう意味なんですか、!?



三浦先生〜!!!



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