13回目の好き





そうやって楽しそうに笑い合う2人につられて一緒に笑ってしまう。



高木先生:「あ、そういえば三浦先生、杉野が最近良く三浦先生の話ばかりするんですが(笑)」


「電話ですか?」


吉崎:「はい、私も良く聞きますよ!」


「…。」



吉崎にも言っているのか?



「どんな話を?」



そう聞くのは少し恥ずかしくなるが聞いてみる。



それよりも、気になったのは、杉野が高木先生とどんな話をしているか…なんだが。



高木先生:「そうですね!…"今日も三浦先生に化学教えてもらいました"って報告が1番多い(笑)」



吉崎:「あはは(笑)ミッチャンて面白いよね!この間は、電話番号ゲットしました〜!とかです(笑)」



そ、そんなことまで言ってたのか?!



聞いていて恥ずかしくなってしまう。



吉崎:「あ、言うの忘れてたんですけど、今日実はもう一人呼んでるんですよ。…私三浦先生が来ること知らずに…。」


そう言いながら机に沢山の料理を並べていく吉崎。


高木先生:「俺が強制的に三浦先生を連れて来たからな(笑)別にいいですよね?」


「ん?ああ、気にしないで下さい。」




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