13回目の好き



どんな反応をして良いのか分からず、俺はそう呟く。


高木先生:「何隠れてんだ杉野!(笑)三浦先生がいるぞ!?」


杉野:「な、なななな、何で三浦先生がいるんですかっ!?」


吉崎:「たまたまだよ!たまたま!高木先生が呼んでたみたいね(笑)」


杉野:「うそーーー!!」


杉野の真っ赤に染まった頬を見詰めて、俺はそんな3人のやり取りに思わず笑ってしまう。


吉崎:「さぁさぁ、座って座って!ミッチャン、三浦先生の隣ね!」


杉野:「そそそ、そんなの緊張しちゃいます…ってか!先生3人に私、交じっても良いんですか!?!?」


高木先生:「ははは(笑)そこ気にするのか!?(笑)」


吉崎:「そっか私もミッチャンの一応先生、だったね!(笑)」


「なかなか貴重な経験ですね。(笑)」


杉野:「ききき、貴重過ぎて死んじゃいます!!」


そうパニックになる杉野を見て笑い合う、俺と高木先生と吉崎。


杉野:「…三浦先生がいることに1番驚きました。」



そう言って、俺の隣に座る杉野。



ふんわり甘いセッケンの香りに思わずドキッとしてしまう。




そうか、風呂、入って来たって言っていたっけか。



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