13回目の好き
吉崎先生:「冷蔵庫に新しいの入れてたんですけど…、もう全部飲んだんですか!?」
そう言ってガタッと席を立ってキッチンの方へ行く吉崎先生に付いていく高木先生。
何か、面白い。夫婦みたいで。
それに普段の高木先生が崩れてく。
思わず笑ってチラッと、三浦先生の方を向くと、目が合い心臓が鳴る。
顔が赤くなり、慌てて視線を外して下を向く。
私ったらバカみたい。
私じゃない、よね?見てるのは、私の奥のキッチンにいる高木先生と吉崎先生…だよね?
そうだよね?っと確かめるようにまた私は三浦先生を見ると
ぶつかってしまう三浦先生との視線にまたドキッとして。
え?!私!?
どうしても自分だと信じられない私は思わず席を立って、キッチンから離れてみると、
三浦先生の視線が私を追い掛けて来る。
三浦先生:「ははっ(笑)…何、してるんですか?(笑)」
そんな私の変な行動に思わず笑い出してそう言う三浦先生にカァッと頬が熱くなる。
だって、吉崎先生を見てると思ったんだもん。
それが自分だったことに、嬉しくて三浦先生から顔を隠すように下を向いてにやけてしまう。