13回目の好き
杉野の柔らかい頬にそっと触れる。
好きなんだ。
こんなにも
好きだ。
杉野の寝顔が愛しくて…
ガチャッ
その音と同時に慌てて、杉野の顔から離れる。
…危ない。
俺は今、何をしようとした?
顔が赤くなっていく。
吉崎:「あれ、三浦先生起きたんですか?…って、ミッチャン、こんな所で寝ちゃって(笑)」
リビングへ入ってきた吉崎は笑いながらそう言って、杉野の隣に座り、杉野の肩をトントンと叩く。
「あ、ああ。俺もビックリしました…。」
俺は自分の顔を見られないよう、視線を杉野から外した。
吉崎:「ミッチャンってばぐっすり眠っちゃって。恭先生はその辺で良いんですけど、ミッチャン〜、部屋で寝ないと風邪引くよー!」
高木先生はその辺でいいのか?(笑)
杉野:「ん〜…。」
吉崎の声に杉野は返事だけするとまた眠った。
「俺、運びます。」
そう言って、杉野を抱き吉崎の部屋へと運んで行く。
軽っ。
吉崎:「あ、ありがとうございます!」