13回目の好き
化学
4月ももうすぐ終わる。
新しいクラスも
新しい時間割も
いつもの日常へと変化する。
ヤヨッチャン:「いやぁ〜、高1の時化学やったけど、意味不明!」
「本当に〜!私勉強なんて無理だし…。」
そんな会話をしながら、お昼休みが過ぎていく。
次は、化学。
三浦先生の授業。
ドキドキする。
今日の朝から!
三浦先生の授業の日はいつも緊張するんだ!!
ヤヨッチャン:「みっこ、三浦先生に勉強教えてもらったら?」
「ええっ!!!?」
ガタッと思わず席を立つ。
だって!そんなこと考えたことなかった!
でも…確かに、教えてもらいたい!…
カァッと熱くなる頬を両手で抑える私をヤヨッチャンは、楽しそうに笑ってる。
ヤヨッチャン:「いいなぁ。私も恋がしたい!(笑)」
「もうヤヨッチャンの馬鹿!」
ヤヨッチャン:「あはは!」
ヤヨッチャンの笑い声と共に、授業のチャイムが校内に鳴り響く。
また、ドキッと胸が鳴る。