13回目の好き
嫌い
ヤヨッチャン:「みっこ、それ何〜?」
昼休み、机に広げたプリントを見たヤヨッチャンがそんな事を言う。
「宿題っ。」
嬉しい半面、化学の内容に悩まされる。
ヤヨッチャン:「これ化学だよね、今日こんな宿題あった?」
「それが昨日、三浦先生に化学教えてもらって、それで宿題出たの。」
ヤヨッチャン:「ええ!いつのまにみっこ三浦先生と…。」
そのヤヨッチャンの言葉にカランとシャーペンを机に落として転がす。
「…別に何にもないけど‥でも、何か、ちょっと三浦先生のこと知れたっ!」
ヤヨッチャン:「うんうん!いーじゃん、十分十分!」
「でもね‥、不安なんだ。」
ヤヨッチャン:「不安?」
「三浦先生、吉崎先生のこと好きかもしれないんだもん。」
や、かもじゃなくて絶対好き。
ヤヨッチャン:「ええ!嘘っ!でも吉崎先生って高木先生とラブなんじゃ…。」
そうだけど…
「でも、もし吉崎先生が三浦先生のこと好きになったら?」
ヤヨッチャン:「あはは!それは有り得ないかもね(笑)見た感じ吉崎先生も高木先生が大好きって感じ!」
そうやって笑うヤヨッチャンに少しホッとする。