13回目の好き







「ええ。」


そんな高木先生に、思わずクスッと笑って、返事をする。


高木先生:「あ!俺、結構本気で言ったんですけどね…。」


そう言って高木先生は笑って化学準備室のドアノブに手を掛け
「じゃあ、また。」と言って出て行った。




"奈緒"、か。




スッと窓の外に体を向けて景色を見た。




今も心に残る大きな影。






俺は…





君を早く思い出にしたいよ。








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