13回目の好き




高木先生:「そういえば、今野達は元気なのか?」


吉崎先生:「南も花も真梨奈も、最近会ってないですね。最後に会ったのは今年の3月でしたね。連絡は時々取るんですけど、仕事、忙しいんですかね?」


高木先生:「まぁ、高校時代は毎日会っていたからそう思うんだろう。」


吉崎先生:「そうですよね。恭先生とも‥。」


やっぱり卒業しちゃうと、三浦先生とも…会うことがなくなっちゃうんだ…。


高木先生:「何回奈緒と会ったって、一緒に暮らしてたあの1年はでかいな。」


吉崎先生:「…はい。」


え!?


一緒に暮らしてた?


思わず二人から視線を外し考える。


しかも………


高木先生が"奈緒"って言った。



本当の本当に、二人は恋人同士!?



え?でも一緒に暮らしてたって…………高校時代に!?



それって…




ふっと二人に視線を戻すと、高木先生が、吉崎先生の口にソッとキスを……………


ってぇええええええええ!?!?




何故か真っ赤に染まる私は、両手で頬を抑えたため、押さえてたドアがソッと閉じる。




み、見ちゃった………



ど、どうしようっ!




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