My sweet home
数日後。


私が運んできた自分の荷物を整理してると、

「ただいまっ!」

翔が帰ってくる。



「おかえり~。
 んっ?
 何? 翔、その箱っ?」

「あ? コレ?
 実はさぁー、、、。
 今日、オレの誕生日なんだ」

「え~~~~~~~~~~?! 何で言ってくれなかったのっ?!」

「あー、、、。
 だってオマエ引越しとかで忙しそうだったジャン」

「プレゼントも!
 ご馳走も!
 何も用意していないよ~!!!」

「クスッ。
 いーって」


翔は買ってきたケーキをテーブルに置くと、半べそをかいた私をそっと抱き寄せ、


「オレはオマエが一緒に居てくれるだけで充分ッ!」


そう言ってくれた。
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