貴方の瞳に映りたい。
____文芸部室_______
はぁー……
今は部室にいるのは私だけ
居残りだ
今月の作品テーマを決めるまで帰れない
先輩達楽しんでるかな…?
「はぁー……」
ガチャッ
「まだ決まらないのか?」
「あー…先生。」
文芸部の顧問の牧原先生。
女なのに男前の性格で女子生徒から大人気
そんな先生が何故文芸部の顧問かというと……
恋愛小説が大好きだからだ。
だが独身…
「……。」
「何か哀れな視線止めろ。」
「そんな目してました?」
「あぁ……。」
「先生…私テーマ決まりません…」
「いきなり変えたな…。今日カイトとマリヤが休んだのが関係してるのか?」
「!?」
「ほほう……そういう事か。それはツライな…」
「……。」
無言なまま肯定する私