隣の席の恋人。
前に健斗が言っていた言葉を思い出した。

たしかにあたしは健斗と話すようになってからそんなに時間はたっていない。
だけど、あたしは健斗の顔だけを好きになったわけじゃない。
健斗の優しいところ、健斗のおもしろいところ・・・ぜんぶを好きになった。


あたしのこの想い、健斗にとどけたい・・・



-昼休み-

「瑞希!」

香奈恵によばれて、優、健斗と一緒に屋上でお弁当を食べた。
香奈恵と優は休み時間はとてもラブラブで、うらやましい。
香奈恵たちが話をしているから、あたしは健斗以外に話し相手がいない。
だから、毎日のように昼休みは健斗と話している。

健斗と話すことで、あたしの知らない健斗を知っていってるような気がして、とてもうれしかった。



香奈恵には
「そろそろ告白しなよ」
って言われる。


あたしの想い、健斗にとどくかな?

もうすぐ届けるから・・・

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