隣の席の恋人。
―放課後―

香奈恵とあたしが教室で優をまっていると、

「香奈恵ーおまたせ。」

「優。で、どこ行くの?」

「カラオケでいい?」

「もちろん☆」

「んじゃあそうゆーことで。」

「あれ?健斗くんは?」

「あぁ。あいつならすぐ来ると思うよ。」


優がそういったので、少し待っていると・・・

「わりぃ。待たせた。」

そういいながら松永健斗が教室に入ってきた。

「全然いーよ。で、今日は何人に告白されたの?」

と、優が聞くと、

「るせー。早く行くぞ。」

「はいはい。」

カラオケについて、4人で盛りあがった。

「ごめん、あたしトイレー。」

「いってらー。」

「いってきー。」


あたしがトイレに行って、もどってくると。

「松永健斗・・・」

「おう。」

「どうしたの?中入らないの?」

「んー・・・ちょっと中に入れないんだ。」

「え?なんで?」
松永健斗の言ってることがよくわからなくて、
少しだけあいていた扉の隙間から中をのぞくと・・・

「・・・っ」

香奈恵と優がキスをしていた。

「・・・ん、優っ」

なーんて甘い声を出しながら・・・

「何しちゃってんのよ。」
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