イジワル王太子と政略結婚!?
【三日目】

美しい花のワナ

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もう朝だ…いつの間にか寝ちゃってた。

シーナは…まだいない。



「……あれ?」


昨日、あたし毛布掛けたっけ?


…違う、シーナが掛けてくれたんだ。



こんな些細な気遣いがたまらなく嬉しかったりする。


いつも意地悪なとこばかり際立って見えてたけど、優しいところだってたくさんあった。


だから、どうしても嫌いになんてなれない。



“嫌よ嫌よも好きのうち”って、まさにこのことよね。


なんだかんだ言って、私はずっと好きだったの。


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