イジワル王太子と政略結婚!?
『……リリィ』


「──?」


今、声がしたよね?


私の名前を呼ぶ、懐かしい声。


間違いない、あれは……



『…リリィ?』


もう一度声がした時、私の前に現れたのは…



「…お母様!!」

『大きくなったわね…リリィ』


眩しい光に包まれて、優しく微笑むお母様だった。



「まさか…また会えるなんて…!」


嬉しい…!!


だけど、お母様がいるってことは
やっぱり私は死んでるの…?

< 137 / 241 >

この作品をシェア

pagetop