イジワル王太子と政略結婚!?
「ううん…私やっとわかったよ。
結婚したくないだなんて嘘。ただ自分に素直になれなかっただけだって…」



一番結婚したかったのは私。


だけど、お互いの気持ちが通じ合ってないままだったから…

それをシーナのせいにして、私は逃げてただけだった。


シーナを好きだって正直な気持ちからも……



「最初から二人でちゃんと話をするべきだったの。
お互いの気持ちさえ確認できれば、何も迷うことはなかったのに」


シーナの気持ち…

それはたぶん、私と同じなんじゃないかな──


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