イジワル王太子と政略結婚!?
俺は小屋に入る前に、一度だけ軽く深呼吸をしてドアに手を掛けた。
「…リリィ」
開けると同時に呼んだが返事はない。
「リリィ…?いないのか?」
部屋を見回すが誰もいない。
…どこへ行ったんだ?
急に胸騒ぎがし始める。
『シーナ!』
すると散策していたはずのウィンクルが、何かを手に持ってやってきた。
『これが落ちてたんだけど…これってリリィのじゃない?』
「──!」
それはリリィがつけていた髪飾りだった。
…何か嫌な予感がする。
「…リリィ」
開けると同時に呼んだが返事はない。
「リリィ…?いないのか?」
部屋を見回すが誰もいない。
…どこへ行ったんだ?
急に胸騒ぎがし始める。
『シーナ!』
すると散策していたはずのウィンクルが、何かを手に持ってやってきた。
『これが落ちてたんだけど…これってリリィのじゃない?』
「──!」
それはリリィがつけていた髪飾りだった。
…何か嫌な予感がする。